上賀茂神社は「馬」との関係が非常に深い神社としても知られています。境内や神事を注意深く見ていくと、随所に馬にまつわる文化や信仰が残されており、単なる偶然ではないことが分かります。この章では、なぜ上賀茂神社にとって馬が重要なのかを、歴史と信仰の両面から解説します。
【ヤフートラベル】取り扱い施設数が約17000施設!!国内最大級宿泊予約サイト4.1 神事に欠かせない馬の存在
古代日本において、馬は神様の乗り物、あるいは神意を伝える神聖な存在と考えられていました。上賀茂神社でも、馬は神事に欠かせない重要な役割を担っています。
特に有名なのが、毎年5月に行われる葵祭です。葵祭では、装束を身にまとった人々とともに、馬が神事の中心的な役割として登場します。これは、賀茂別雷大神を神山へとお迎えし、またお送りするという古代の儀式を現代に伝えるものです。
また、雨乞いや五穀豊穣を願う神事においても、馬は神様への奉納の象徴として用いられてきました。このように、上賀茂神社における馬は、単なる動物ではなく、神と人をつなぐ媒介者として位置づけられています。
4.2 競馬発祥の地とされる理由
上賀茂神社は、日本における競馬発祥の地の一つとされています。その根拠となっているのが、境内で行われてきた神事としての競馬です。
平安時代、上賀茂神社では神前に馬の走りを奉納する「競馬会(くらべうまえ)」が行われていました。これは勝敗を競う娯楽ではなく、馬の力強さを神様に捧げ、国の安泰や五穀豊穣を祈る神事でした。
現在でも、毎年5月5日に行われる賀茂競馬(かもくらべうま)は、当時の様式をほぼそのままに伝える貴重な行事です。このような歴史から、上賀茂神社は「競馬文化の原点」として語られることが多く、競馬ファンの参拝者も少なくありません。
4.3 馬に関する見どころ・像・行事
上賀茂神社を訪れた際に注目したい、馬に関する見どころは数多くあります。
・神馬(しんめ)の存在
境内には神様に仕える神馬が飼育されており、特定の日にはその姿を見ることができます。神馬は参拝者にとっても特別な存在です。
・馬に関する像や絵馬
境内では馬をモチーフにした絵馬や奉納物を見ることができ、勝負運や仕事運向上を願う人に人気があります。
・賀茂競馬(5月5日)
上賀茂神社を代表する伝統行事で、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。疾走する馬と騎手の姿は迫力があり、神事としての厳粛さと迫力を同時に感じられます。
これらの要素から、上賀茂神社は「馬の聖地」とも言える存在であり、神社のご利益や歴史を理解するうえで欠かせないテーマです。
【ヤフートラベル】取り扱い施設数が約17000施設!!国内最大級宿泊予約サイト